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困難な状況でも前を見て突き進む~学校祭を終えて~

   11月22日(金)・23日(土)に本校の学校祭が行われました。学校祭のテーマである『天元突破~走り出せ最高到達点へ~』のもと、より良い学校祭にしようと準備を重ねてくれた実行委員会の皆さん、本当にありがとうございました。
 このテーマには、「困難な状況でも前を見て突き進む」という意味が込められていました。私が日頃から皆さんに話している「どんな状況や環境でも、全力(ベスト)を尽くす。最後までやり抜く。」に通じるものです。皆さんの心意気と決意を感じるものでした。
 
 今年度は例年と趣向を変え、校内装飾やプレゼンテーション発表、販売会で日頃の学習の成果を発揮しました。
 前日祭には、校内装飾やプレゼンテーションの発表がありました。どの学年も趣向を凝らした、学年の個性にあふれた発表でした。装飾の意図や理由がしっかり伝わってきました。完成したときの達成感はひとしおだったと思います。
 このように形として現れる装飾もすごかったですが、形としては表れないことも、皆さんは学びました。これまでの学習で、みんなでアイデア・意見を出し合い、話し合い、合意形成を図り決定し、役割分担をして、協力して作業を進めていました。この経験は、何より大切なことです。必ず将来の力となります。

 そして、有志の発表では、皆さんのパワーを感じました。いつの間に練習をしていたのかというくらい、短い期間でしたがすばらしいパフォーマンスでした。有志の皆さんのやりきった感を感じました。これも日頃より「自ら楽しむ、楽しんでもらう」という与える人になってほしいことを話していましたが、それを実現してくれました。

 本祭では、販売会に多くの方々にお越しいただきました。保護者や地域の方々、卒業生等々への感謝の気持ちを込めて「おもてなし」ができました。また、自分たちが製作した、育てた製品や生産品を購入して喜んでいただくこともできました。
 働くことの根源は、人に喜んでいただく、感謝していただく、人の役に立つことと話してきました。多くの方が笑顔で喜んでくれました。さらに喜んでいただけるよう、質の高い良い製品を製作、生産できるよう、作業学習を頑張っていきましょう。

 そして、全校での音楽発表、一人一人声が出ていて、表情も良かったです。私は感動しました。きっと皆様に、感動をお届けすることができたと確信しています。

    保護者の皆様や地域の方々に、2日間の学校祭をつうじて、生徒たちは、今回のテーマに込められた意味である「困難な状況でも前を向いて突き進む」姿をご覧に入れることができたと思います。
 本校は、感染症の流行により、当日残念ながら参加できなかった生徒や十分な準備ができなっかった生徒もいました。そんな状況や環境でも、それぞれがそれぞれの立場で全力(ベスト)を尽くしてくれました。正に、困難な状況でも前を向いて突き進んでくれました。そんな生徒たちをたくましく思います。
 これも生徒たちを温かく見守っていただいている保護者の皆様や地域の方々のおかげであります。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
 
 生徒の皆さん、大変おつかれさまでした。