2025年1月の記事一覧

「給食は、共通経験(共通の思い出)」 ~全国学校給食週間の実施に当たり~

 1月20日(月)~23日(木)、全国学校給食週間にあわせて、本校でも趣向を凝らした学校給食が提供されました。

 全国学校給食週間は、学校給食の目的や歴史、食事のマナー、地元の産物や様々な食文化を知り、感謝して食べる気持ちや尊重する心を育てることを目的としています。

 この間、本校では「保健委員会リクエスト~スタミナもりもり献立~」、「昔ながらの給食献立」、「日本の和食献立」、「北海道ご当地献立~函館~」と題して、豚丼や揚げパン、あじフライ、シスコライスなどが提供されました。
 特に、「北海道ご当地献立~函館~」のシスコライス(写真)は、興味をそそるものでした。函館勤務経験のある私ですが、恥ずかしながらシスコライスを知らず、小堤栄養教諭に丁寧に教えていただきました。
 シスコライスは、函館出身の人気ロックバンドのメンバーの行きつけとしても有名な函館市内のお店の名物メニューで、30年以上親しまれている函館市民のソウルフードだそうです。

 給食は、生徒たちの共通の経験として、記憶に残るものです。共通の思い出として、あの日の豚丼や揚げパン、あじフライ、シスコライスが思い出されるのです。

 昨今の物価高騰により、安心安全、そして、おいしい給食提供は、限られた予算の中で困難をきたしています。栄養教諭や事務部の担当者で、工面しやり繰りをしながら、この窮地をしのいでいるところです。しかし、限界があるのも事実です。
 今後も、引き続き、栄養教諭や事務部担当者、調理員での創意工夫のもと、安心安全、そして、おいしい給食提供を図ってまいります。

 保護者の皆様の御理解と御協力をお願いします。

       

 

「1月住ぬる 2月逃げる 3月去る」~第3学期始業に当たり~

 令和7年1月14日、第3学期の始業式が行われました。

 昨年の12月20日に行われた第2学期の終業式で、私は、生徒たちに「3学期始業式では、元気な姿で会いましょう。約束ですよ。」と話しました。生徒たちは、その約束を守り、元気な姿で登校してくれました。

 3学期は、「1月住ぬる 2月逃げる 3月去る」という言葉があるように、あっという間に過ぎていってしまいます。だからこそ、次のことを生徒たちに話しました。
(1)1日1日を大切に過ごしましょう。
(2)卒業や進級に向けて、心と体の準備期間にしましょう。

 具体的には、次の4点を話しました。
①学校の良き伝統を受け継ぐ
 良き伝統とは、「どんな環境や状況でも、全力(ベスト)をつくす。最後までやり抜く。」ことです。3年生は卒業までその姿を見せていってください。1・2年生は、しっかり受け継いでください。

②凡事徹底
 何でもないような当たり前のことを当たり前に、徹底的に行えるようになることです。ごくごく当たり前のこととは、あいさつ、時間を守る、場をきれいにする、日常の学習、相手への思いやり・感謝などです。人として、当たり前のことを当たり前にできる人になってほしいと思います。

③大切な自分を絶対に傷付けない
 自分の命も他者の命も大切にする。結局自分を傷付けることになる犯罪行為や非行行為は絶対にしない。交通事故や屋外のレジャー事故に気を付ける。そして、どうしてもいらいらしたり、不安になったりしたときは、周りの大人(保護者や先生方)に相談することが必要です。相談する力を身に付けなければなりません。

④自立・自律に向けて
 「自ら考え、自ら判断し、自ら決定し、行動する」、そんな主体的な人間になってください。皆さんが目指している立派な社会人、職業人になるために必要なことです。 

 3月7日の卒業証書授与式、24日の修了式に向け、生徒と教職員が1日1日を大切し、生徒の心身の成長を図ってまいります。

 最後になりましたが、保護者や地域、関係機関の皆様、本年もよろしくお願いいたします。