校長だより

恒例のマラソン大会

 10月11日(金)、恒例のマラソン大会を実施しました。生徒たちは、日頃の「体力つくり」や「体育」の学習の成果を発揮することを目指し、3km、6km、10kmに分かれて競い合いました。

 今金町の町内を走るコースに、ボランティアとして、今金交番の警察官や地元の建設協会の方々が、交通整理や誘導役等で大会の運営に携わったり、町内会の方々が、沿道で大声援を送ったりと、学校と地域が一体となった取組となっています。

 開会式で、私から「日頃の学習の成果を発揮して、自分の記録を更新すること、自分との闘いに負けないこと。そして、日頃支えていただいている地域の方々への感謝の気持ちを込めた走りを期待すること。」と、生徒たちを激励しました。

 生徒たちは、「ボランティアの方々が、誘導してくれたので安心して走れた。」、「地域の人たちの応援があったので、苦しくても諦めずに走れた。」とボランティアの方や、町内会の方々への感謝の気持ちを表していました。

 ボランティアや応援をいただいた皆さん、御理解と御協力ありがとうございました。

 

       

 

 

3学年、前提実習へ(就職内定を目指して!)

 先日(8月30日)、3学年の「前提実習決意発表」がありました。
 3学年の生徒個々が、前提実習への決意を述べてくれました。

 これまでの準備において、ICTを活用して作成したスライドを提示しながらの、わかりやすい決意発表に、後輩たち(2学年・1学年)は真剣な表情で聞いていました。

 3学年の生徒の皆さんの立派な姿と発表に、3年間の学習の成果を感じました。発表の内容も、私が生徒たちに伝えたいと準備をしたものを、全て話してくれたのです。
 (1)働くことの根源、喜び、(2)「自分から〇〇する」という自分から与える人になること、(3)くじけない前向きな気持ちや姿勢・最後までベスト(全力)をつくし、やりぬくこと、(4)一緒に働きたいと思ってもらえるように、愛されかわいがられる人に。そのために信頼・信用される、気遣いや思いやりのある人になる、等々。

 さあ、3学年の生徒の皆さん、3年間学んできたことをぶつけてきてください。自分が社会で通用するのか、自分が果たして立派な社会人・職業人となれるのか、チャレンジしてきてください。そして、自分の望む就職内定を勝ち取ってほしいと思います。

 前提実習が終わったときに、多くのことを学び、一回り大きくなって学校に戻ってくる3学年の生徒の皆さんの姿を期待しています。      

2学期スタート

 本日(26日)、令和6年度第2学期の始業式を行いました。
 生徒たちは、先月26日の第1学期の終業式での私との約束「8月26日の第2学期の始業式で元気に会いましょう」を、しっかり果たしてくれました。

 私は、始業式の中で、生徒たちに2学期に頑張ってほしいこととして4点話しました。
 (1)「全力(ベスト)を尽くす・最後までやり抜く」(本校の良き伝統)
 (2)「当たり前のことを当たり前にできるように!」(凡事徹底)
 (3)「自分自身を大切に!」(命を大切にする)
 (4)「自ら考え、自ら判断し、自ら決定し、行動する」(自立に向けて)

 生徒たちは真剣な眼差して私の話を聞いてくれました。
 2学期は現場実習やマラソン大会、学校祭等があり、内容の濃い約4ヶ月となります。
 この4ヶ月を、誰一人として取り残すことなく、全生徒が充実した学校生活を送り、成長を見せてくれることを期待するとともに、教職員一丸となって生徒と向き合ってまいります。

 保護者の皆様、地域及び関係機関の方々、引き続き2学期も本校の教育活動への御理解と御協力をよろしくお願いいたします。      

町民体育祭への参加~地域から愛され・必要とされる学校へ~

 町民体育祭1 町民体育祭2

 

 先日、今金町の「町民体育祭」が行われました。
 本校より希望する生徒と有志の教職員が参加しました。

 町の方々が趣向を凝らした競技種目に、生徒たちは、教職員や町民の方々と協力しながら取り組んでいました。このように町民の方々との交流の機会をもてたこと、生徒たちにとっても貴重な機会となりました。

 また、町長や自治会町内会連合会長等からは、町の体育祭への参加と協力に対して感謝の言葉をいただいています。

 本校にとって町との関係はなくてはならないものですが、持続可能な関係となるためにはWin-Winの関係(双方が利益を享受できる関係)でなければならないと考えています。そのためには、本校が地域から愛され・必要とされる学校となるよう、今後も取り組んでまいります。

日頃の生活や学習の成果~2学年宿泊研修から~

 

2学年の宿泊研修が7月9日~11日に行われました。
私も引率責任者として同行しました。
何より印象的であったのが、ネイパル森の職員の方の言葉です。

ネイパル森には、1日目野外炊飯やレクレーションなどを行い、1泊しました。
「今シーズン一番の学校です。テキパキした行動、協力して役割分担による炊事、準備、片付け、掃除。そして、もっと関わりたいと思わせる言動」という外部の評価をいただきました。これは、日頃の学校や寄宿舎での生活や学習の成果です。校長として、とてもうれしいことでした。                             

やはり普段の生活が外に出たときに表れます。これは今後の現場実習や就労にもつながります。普段の生活、つまり、学校生活や家庭生活が大切ということです。逆を言えば、普段できないことはできません。普段から生徒たちが、必要なことを自然に、当たり前にできるようにしていかなければいけないと、引率した教職員で共有したところです。

 

「ごちそうさまでした。とてもおいしかったです。」

トウキビ:本校ビニールハウス 

 生徒たちの「実り」を食しました。

 先日、校内でとうきびの販売がありました。
 ちょうど、とうきびは今が旬です。
 このとうきびは、本校の農場(ビニールハウス)で収穫されたものです。
 立派に実る姿に、思わず「おいしそう!」、「あまそう!」という言葉が出てしまいました。それくらい立派に収穫されたものです。

 ここまで育つには、農業科の生徒が寒い日も暑い日も、丁寧に作業をしてきたからです。立派にその実りとして表れています。

 校長室に生産品を持参した2年農業科の生徒たちのどこか誇らしげな表情が印象的でした。

「ごちそうさまでした。とてもおいしかったです。」

教職員の意欲的な研修

   前回のグループ協議②        前回のグループ協議より①  

 

 過日、教職員による校内学習会(研修)が開催されました。
 教職員の意欲的で、主体的な研修が展開されていました。
 
 研修は、教職員個々が自らの指導力を磨くことで、生徒等への指導の充実を目指すことです。延いては、学校としての指導力や教育力の向上につながることから、学校力=研修力と言われます。
 
 この日の研修のテーマは、「作業学習、現場実習、進路指導」でした。グループ内で、それぞれがテーマに沿った自分の意見を表現し、議論し、自らの見識等を高めていくことを目指します。

 夏季休業に入ると、教職員はそれぞれ個々の課題に応じて、外部の研修会や研究大会に参加して、自らの資質・能力の向上を図ります。それが、生徒への教育活動の充実に資することになるのです。

  

年度初めからの「勝負の3ヶ月」を終えて

     農場Ⅰ  農場Ⅱ  農場Ⅲ

   

 令和6年度も早いもので7月を迎えました。
 4月の年度当初から、私は教職員に「ホームルーム経営や組織体制の確立にとって、初めの3ヶ月が大切」であること、つまり「勝負の3ヶ月」であることを話してきました。

 その3ヶ月を終え、各ホームルーム担任や学年スタッフ、分掌部長等は、生徒との関係性やホームルームの状況、各部署の連携体制(報告・連絡・相談・確認)、指示系統の確立を振り返る時期となりました。

 それらが良い状況にあるのか、不十分であるのか、不十分であれば何が課題なのか等々、振り返りを経て、次の段階である組織の軌道修正に入ります。

 1学期も残り1ヶ月弱となりました。生徒たちが安心安全な中で有意義な活動が展開できるよう教職員一同で取り組んでまいります。

「生徒主体の、自分たちでつくる体育祭」の開催

   過日(6月17日)、令和6年度体育祭が行われました。

 今年度の体育祭は、競技内容を変更したり、競技の準備や後片付けも生徒たちが行ったりと、例年以上に「生徒主体の、自分たちでつくる体育祭」を目指しました。
 今年度の体育祭のテーマは、「百花繚乱~今養の英雄よ 輝きの舞台へ~」です。これには「頑張った成果をたくさん出して、みんなで輝こう」の気持ちが込められているということです。生徒たちは、このテーマのとおり、これまでの準備や練習の中で、全力(ベスト)を尽くしてくれました。

 当日は、天候にも恵まれ、多くの保護者や地域、来賓の方々が応援にお越しいただきました。私は、生徒たちに開会式で次のような話をしました。
 「頑張った成果は目に見えるものばかりではありません。速く走れた、何位になった、勝った、数多く跳べたといった結果に残る、目に見える成果ばかりではありません。結果に表れない、目に見えない成果もあります。例えば、友達・仲間を応援した、励ました、チームをまとめた、競技の準備を頑張った、最後まであきらめなかったといった成果もあります。皆さんには、このような結果に表れない、目に見えない成果を大切にする人になってほしいと思います。ですので、本日は、目に見える成果も目に見えない成果も、一つでも二つでも発揮してください。」
 そして、3年生には、「本校での最後の体育祭となります。どんな状況や環境でも全力(ベスト)を尽くし、最後までやり抜くという、本校の伝統も思う存分発揮してください。」

 この言葉のとおり、生徒たちは全力プレーで、個々の生徒が多くの成果を出してくれました。今年度は例年以上に「生徒主体の、自分たちでつくる体育祭」ということで、生徒たち自身が、動き、考え、相談しなければなりませんでした。ですので、生徒たちの多くの声が聞こえてきました。学年を超えて応援する声、教え合う声、相談する声、息を合わせる声等々です。正に、「生徒主体の、自分たちでつくる体育祭」となりました。

 当日は、生徒たちに温かい御声援と拍手をいただき、誠にありがとうございました。御来校いただきました全ての皆様に感謝申し上げます。

生徒主体の体育祭へ

よさこいソーラン  紅白リレー

 6月17日の体育祭に向け、「総練習」が行われました。

 今年度の体育祭は、競技内容を変更したり、競技の準備や後片付けも生徒たちが行ったりと、例年以上に生徒主体の、自分たちでつくる体育祭を目指しています。

 朝方の雨を受け、グラウンドのコンデションは良いとはいえませんでしたが、生徒個々がベストを尽くし、それぞれが成果を出していました。その成果は結果として表れる成果ばかりではなく、結果には表れない成果も含みます。
 私は何よりも生徒たちの声がよく出ていたと思います。応援する声、相談する声、教え合う声、息を合わせる声等々、これも大切な成果です。これらをしっかり生徒たちに意味付け、価値付けをしてあげるのが、我々大人(教職員)の使命と、改めて感じました。
 
 さらに、生徒主体での準備・後片付けも、自分たちでつくる体育祭の取組です。これまでは、教職員が準備や片付けをしていたところを生徒たちが行います。まだスムーズにはいきませんが、生徒たちの顔を見ると充実感が読み取れます。体育祭当日までに生徒に任せる部分と教職員主導の部分との線引きを確認し、できる限りスムーズな進行となるように取り組みます。

    体育祭当日(17日)、生徒たちは、保護者や地域の方々への日頃の感謝の気持ちも込めて競技を行います。多くの保護者や地域、関係機関の皆様の御来校を心よりお待ちしています。